繊維ニュース

豊島/サステイナブルに本腰/プロジェクト活動も推進

2018年12月03日 (月曜日)

 豊島は19秋冬に向けてサステイナブル(持続可能な)関連素材を提案する。オーガニックコットン×リサイクルポリエステルなどトレーサビリティー(追跡可能性)認証を取得した安心安全素材、エコファー、リユースダウンなどを含む。「服から服を作る」日本環境設計の「ブリング」や、「オーガビッツ」のさくら並木プロジェクトなどの活動にも注力する。11月30日まで東京本社で開いた「19秋冬素材展示会」で紹介した。

 「サステイナビリティー(持続可能性)は前面に出るものではなく、ファッショントレンドでもない。企業活動として今後不可欠なもの」と、豊島。リサイクルマテリアルでもトレーサビリティーが可能なものか、を一つの基準とする。ポリエステルだけでなく、リサイクルナイロンを取り上げた点でも先行している。

 中わた提案でも、糸状のわたで、洗濯しても型崩れが起きにくい「グースリー」のほか、リユースダウン「ウイルサイクルダウン」を新たに打ち出す。動物愛護の観点ではエコファー、ボアを展開する。

 繊維製品からポリエステルを再生するケミカルリサイクル技術を使った日本環境設計のブリングプロジェクトは、服から服を作るというコンセプト。多くのアパレルが参加するが、豊島もこれに参加し、2019年春に糸の販売を予定する。

 オーガニックコットンの普及を目指す「オーガビッツ」は、東日本大震災被災地に桜の木を植えるプロジェクトを継続している。食品廃棄物を再活用するプロジェクト「フードテキスタイル」も推進しており、エコ素材の提案だけでなく、社会貢献活動にも注力する。