菅公学生服 学販スポーツ/定番での採用率高まる/「カンコープレミアム」

2018年12月10日 (月曜日)

 菅公学生服(岡山市)の学販スポーツは来入学商戦に向け、「カンコープレミアム」の採用校が広がっている。既に40校以上が採用、開発本部の田北浩之提案企画部長は「当社は別注での受注が多かったが、カンコープレミアムに限っては定番での採用率が高い」と話し、機能性やデザイン性が受け入れられていることに手応えを得る。

 カンコープレミアムは昨年の総合展「スクールソリューションフェア」で発表し、実質来入学商戦から販売の本格化となる。多角な視点で開発され、スポーツブランドに負けない機能とデザインを兼ね備えた新しい体育着として投入。特に東京や名古屋、大阪など「都市部の学校での採用が多い」(田北提案企画部長)。

 防風や保温、耐久、軽量、コンパクトといった機能を持ち合わせるオリジナル素材「グランガード」を採用し、本来持つべき機能を追求。シンプルでありながらもスタイリッシュで「スポーツブランドにもひけを取らない機能やデザイン性が評価されている」と言う。

 これまで学販スポーツではデコラティブなアプローチが多かったが、カンコープレミアムの投入以降、シンプルな路線へと転換しつつある。今年のカンコーソリューションフェアでは「カンコーノームコア」を発表。スタイル、着用シーン・環境に応じた素材、2次加工マーキングシステムの3段階の選択によってオリジナルのウエアを供給でき、主に小中学校の市場を掘り起こす。