放熱ポリアミド樹脂開発EVモーター部材に照準/ユニチカ

2019年01月11日 (金曜日)

 ユニチカはこのほど、高い性能要求や熱マネジメントに適用できるという放熱ポリアミド樹脂製品群を開発した。

 電気自動車(EV)の普及に伴って進むとみられているモーターの小型化に伴って、放熱空間が減少するため高い熱伝導率を持つ樹脂製品に対するニーズが強まっている。同社はこのため、これまで培ってきた技術を駆使し、ベース樹脂の特徴を損なうことなく高い熱伝導率を発現する新製品群を開発した。

 ポリアミド6樹脂、同66樹脂、高耐熱ポリアミド「XecoT」といった多くのラインアップから選択できるため、ユーザー側のさまざまな耐熱要求に対応できると言う。

 16~18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「第11回オートモーティブワールド~第9回クルマの軽量化技術展~」に出展。LED部材やモーター部材でのスペックインを目指す。