ユニチカ/車載カメラなどに新樹脂材料/「Uポリマー」「XecoT」で

2019年01月15日 (火曜日)

 ユニチカはこのほど、自動車や情報端末機器向けに「Uポリマー」や「XecoT」による新しい樹脂材料を開発した。両分野を対象とする展示会への出展などを通じ、日本や東南アジアへのアプローチを強化しスペックインを目指す。

 自動車分野では、自動運転技術の実現に向け各種センサーの開発が盛んになっており、自動運転時の物体検知能力を高めるために高性能なセンシングカメラの搭載が始まっているという。このため独自のコンポジット技術を生かしポリアリレート樹脂「Uポリマー」、高耐熱ポリアミド樹脂「XecoT」をベースとする車載カメラレンズや車載カメラ鏡筒・筐体向けの樹脂材料を開発した。

 情報端末機器では、高剛性、高耐熱、低発塵性などへのニーズが高まっているといい、鏡筒向けにはUポリマーをベースに、アクチュエータ(駆動装置)向けにはUポリマー、XecoTをベースとする樹脂材料を開発した。

 これらを16~18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「第11回オートモーティブワールド~第9回クルマの軽量化技術展~」、5月21~24日に中国・広州で開かれる「第33回中国国際プラスチック・ゴム工業見本市」へ出展しスペックイン活動を推進する。