検査機関がギフト・ショー出展/安心・安全はサステにも

2019年02月14日 (木曜日)

 カケンテストセンター(カケン)とニッセンケン品質評価センター(ニッセンケン)は、15日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「第87回東京インターナショナルギフト・ショー春2019」に出展している。安心・安全の試験を来場者に紹介した。サステイナブル(持続可能)なモノ作りや商品に来場者の関心が集まっている。

 カケンは西2ホールに出展。生活雑貨エリアの中で、アクセサリーなどのニッケル溶出量試験や「JISL1950 生地の防蚊性試験方法」を紹介した。日本文化用品安全試験所(ブンカケン)と共同でヒーター付きウエアも展示。「ウエアの染色堅ろう度試験はカケン。バッテリー試験はブンカケンと、ワンストップで試験ができる」体制をアピールした。

 ニッセンケンは東7ホールで同時開催された「第5回ライフ×デザイン」に出展。エシカルなモノ作りを発信するビオホテルジャパンと共同で、サステイナビリティー(持続可能性)ゾーンを設け、「エコテックス」を打ち出した。

 「エコテックスビジョン」と命名されたエリアでは国内外の「エコテックススタンダード100」認証商品70社99製品を展示。糸、生地、服飾資材から最終製品まで、カテゴリー別に紹介した。エリア内に特別ブースを設け、イワタ、おぼろタオル、マイクロコットンなど10社が参加した。

 イワタは「人が真ん中に入る寝床内環境では、掛け布団も敷布団も有害物質を出してはいけない。イワタブランドは全製品でエコテックスの認証を取得した」と言う。

 ヘリオス・ホールディングスは、糸の製造工場まで追跡な可能なトレーサビリティー証明「メード・イン・グリーン」を取得しているインドの高級タオル「マイクロコットン」を出品。「百貨店やギフト系業者が関心を持った」と話していた。環境に優しく、安全で、社会的責任も果たす商品に注目が集まる。