ユニチカ〈北京〉貿易/18年は3年連続増収/機能糸内販などがけん引

2019年02月25日 (月曜日)

 【上海支局】ユニチカトレーディングの北京法人、ユニチカ〈北京〉貿易は2018年、3年連続で増収を達成した。日本製機能糸の中国内販などを展開する資材部がけん引した。19年は、ユニフォーム向け生地のASEAN地域への販売伸長を図る。

 資材部では、日本製の靴材向け機能糸と工業用フィルムの内販、日本向けの不織布製品の加工を手掛けており、内販と日本向けの売り上げ比率はほぼ半々。18年はいずれも好調で、3年連続の大幅増収増益となった

 中国でコンバーティングするユニフォーム向け生地の内販を中心に展開する繊維部は、ローカルのユニフォームメーカーへの販売が昨年後半から失速し、やや苦戦した。一方、日系メーカー向けは「規模はまだ小さいものの、製品での商売が始まった」と生田孝史総経理は話す。

 日本本社から受託する生産管理がメインの生産部は、好調な日本のユニフォーム市況と、年後半からの元安進行に助けられ目標を大きく上回った。

 19年は日本本社や海外のグループ会社と連携し、ASEAN地域のユニフォーム縫製工場向けの生地販売を伸ばしていく。