豊島「キャントン」/農業用デニムウエア完成/開発には大学生が協力

2019年02月28日 (木曜日)

 豊島が、現役大学生の協力を受けて開発に取り組んできたデニムブランド「キャントン」の農業用ウエアが完成した。3月12日に東京本社(千代田区)で開発プロジェクトの説明会を開き、完成品を披露する。

 同社は2008年に国産初のデニムブランドであるキャントンを復活させ、「働く、キャントン」シリーズとしてワークウエアも展開してきた。

 ブランド刷新から10年を迎えた18年度には、農作業ウエアの開発プロジェクトを発足。東京農業大学の「山村再生プロジェクト」学生委員会所属メンバーと調査を開始。さらに、共立女子大学家政学部被服学科の学生にも協力を依頼し、調査結果を基に、機能性とファッション性を両立するデニムウエアのデザイン・開発を進めてきた。

 説明会では、同社のキャントン・ディレクターの佐藤健二氏が登壇。共立女子大家政学部被服学科の宮武恵子教授と東京農大国際食料情報学部食料環境経済学科の増田敬祐助教に加え、プロジェクトに携わった学生も参加する。