日本テキスタイルデザイン協会/全体的に彩度がアップ/欧州展のトレンド紹介

2019年03月19日 (火曜日)

 2019年1月に欧州で開催されたインテリア・テキスタイル分野の主要展示会で、全体的に彩度がアップするなどの傾向が見られた。

 カラーの全体傾向は、家庭、商業用テキスタイル国際見本市「ハイムテキスタイル」でも露出が目立ったブルーが、彩度が上がったことでピンクとのコーディネートも見られ、モダンテイストに使われるケースが多かった。グリーン系は黄味系の色相幅まで広がり、茶色がかったオレンジ色のテラコッタ系も色味の幅が広がってマスタード系が登場した。グレーは淡色になり、カラードニュートラルの提案が増えた。青緑系も継続色として多い。全体的に濃色と淡色のメリハリがはっきりし、二つのグループに分かれた。

 これらの傾向は、日本テキスタイルデザイン協会(TDA)がこのほど大阪市中央区の大阪産業創造館で開いた「2019TDAインテリアトレンドセミナー」で示された。欧州で19年1月に開催されたハイムテキスタイル、国際的なカーペット・フロアカバーリング見本市「ドモテックス」、国際的な家具見本市「ケルン国際家具見本市」、インテリア・デザインの総合見本市「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドなどが紹介された。