ボーケン・バンコク試験センター/抗菌性試験 強みに/タイ周辺国からの受注も拡大

2019年03月28日 (木曜日)

 ボーケン品質評価機構のバンコク試験センターは、抗菌性試験を強みとして打ち出している。タイでも生地の生産品種を高度化する動きが強まる中、現地での抗菌性試験実施や繊維評価技術協議会が認証する「SEKマーク」の指定検査機関に認定されていることをアピールし、さらなる依頼拡大を目指す。タイの周辺国からの依頼獲得にも取り組む。

 村松慶一所長によると、2018年度(19年3月期)も生地検査を中心に試験依頼件数が増加するなど堅調な受注となった。「バンコク試験センターで抗菌性試験や吸汗速乾性試験を実施できることが評価されている」と言う。このため機能性試験の依頼件数は前年度比10~20%増で推移。タイはスポーツやインナー向けの生地生産が多いことも要因となる。特定芳香族アミン(アゾ染料)試験や工場建屋内の移染ホルマリン試験など化学分析の依頼も増えた。

 19年度も引き続き、抗菌性試験を中心とした機能性試験を強みとして打ち出す。「タイでも生産品種を高度化する動きが強まっており、機能性試験の需要が高まっている」と話す。同センターはSEKマーク認証の指定検査機関にもなっていることから、SEKマーク認証の試験を実施できることも訴求する。抗菌性試験に関するセミナーも実施し、現地企業に向けて日本の試験方法について解説する試みも始めた。

 縫製がタイ周辺国で増えており、そのための検査需要も増加。バンコク試験センターでもカンボジアやミャンマーからの依頼が増えている。カンボジアのプノンペン事務所でも試験を受け付けていることをアピールし、タイ周辺国からの依頼獲得に取り組む。村松所長は「ASEAN域内でのボーケンの認知度を高め、さらなる依頼獲得を目指す」と話す。