繊維ニュース

レンチング/エコサイクル技術導入/不織布用「ヴェオセル」で

2019年04月01日 (月曜日)

 オーストリアの繊維メーカー、レンチングは3月26日、不織布用原綿ブランドである「ヴェオセル」でエコサイクル・テクノロジーを導入すると発表した。「不織布業界でサステイナビリティー(持続可能性)と循環性を推進するという、ブランドのコミットメントの証し」と言う。

 同技術は製造時の廃棄コットンと、サステイナブル(持続可能な)に調達した木材パルプを混合し、不織布用のリヨセル繊維、ヴェオセルを生産するもの。さらに原料だけでなく、製造時に使用する溶剤と水の99%も回収し、蛍光染料も使用していない。

 レンチングの不織布グローバルビジネス経営担当バイスプレジデントであるユルゲン・アイジンガー氏は、「ヴェオセルブランドの創設以来、当社はサステイナブルな不織布技術と製品の開発、その応用で先駆的な役割を果たしてきた。エコサイクル・テクノロジーは当社のコミットメントを、サステイナブルな原材料の提供や不織布業界のエコシステムにおける循環性の促進にまで拡大するもの」と強調。同時に循環型経済を推進することは、レンチング・グループの長期的な主要戦略と位置付ける。

 同社は同27日に、米国不織布展「IDEA2019」で「IDEA19 ロー・マテリアル・アチーブメント・アワード」(新繊維・原材料導入部門)を受賞している。