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ヤギ「フォレシカ」/エシカルシリーズ立ち上げ/第1弾は高級綿とレーヨンの複合素材

2019年04月16日 (火曜日)

 ヤギは、独自のエシカルテキスタイルシリーズ「フォレシカ」を立ち上げた。第1弾として、レンチングのレーヨン短繊維「エコベーロ」とオーガニックコットンの複合素材を20春夏向けから提案する。同社は、エシカル事業「ヤギシカル」に事業部横断で取り組んでいる。テキスタイル提案もエシカルを前面に打ち出し、フォレシカシリーズの商材開発に力を注ぐ。

 第1弾素材に採用したエコベーロは、レンチングが2017年に生産を開始した。木材資源を有効活用した環境対応型の繊維で、欧州連合(EU)のエコラベル認証を取得している。

 エコベーロに、繊維長が33㍉以上のプレミアムオーガニックコットンを組み合わせた。

 二つの繊維の混合比率を、使用する2次製品に応じて変更できるのも特徴。上品なドレープ感や発色性を強調する場合はエコベーロ、ハリ感や自然な風合いを生かす場合はコットンの比率を高める。

 既に、第2弾以降の素材開発も進めて、サステイナビリティー(持続可能性)の関連団体との共同開発にも取り組む。

 10~12日に都内で開いた20年春夏素材&秋冬量産素材の展示会に、フォレスカ第1弾を使用したワンピースなどを出品。幅広い2次製品への採用を提案した。

 ヤギは社内に専門委員会を設置し、エシカル事業を全社的に推進している。その一環として、3月には連結子会社とともに、衣料品修理の桑原(愛知県一宮市)との合弁会社を設立し、リペアサービスに進出した。