帝人/業務提携で睡眠チェック サービス、15日に提供開始

2019年04月16日 (火曜日)

 帝人は、疾病予防のワンストップサービスを提供するベネフィットワン・ヘルスケア(東京都千代田区)と業務提携し、15日に帝人グループの睡眠チェックサービス「スリープチェック」の提供を開始した。

 スリープチェックは「スリープスタイル睡眠向上プログラム」をカスタマイズしたもので、ベネフィットワン・ヘルスケアが契約するストレスチェック利用者を対象に展開する。

 厚生労働省の2017年「国民健康・栄養調査」によると、「ここ1カ月間、睡眠で休養が十分にとれていない人の割合」は20・2%で増加傾向にあることから、健康経営や働き方改革を推進する企業にとって、不眠や睡眠障害による労働生産性の低下、労働災害などのリスクが高まっている。

 こうした中、ベネフィットワン・ヘルスケアは15年12月に義務化されたストレスチェックにも対応。帝人グループは、睡眠時無呼吸症候群治療装置のレンタル事業からウエアラブルデバイスの販売まで、睡眠関連ソリューションを幅広く展開している。

 両者は今回の業務提携を通して、ストレスや睡眠に関わるリスクの改善をサポートするとともに、企業の健康経営、医療費の適正化に寄与していく。