帝人フロンティア/ワークウエア用の織物開発/ストレッチと低価格実現
2019年04月17日 (水曜日)
帝人フロンティアは、ワークウエア向けの織物「ラクラクワーク」を開発した。ストレッチと強度の高さが特徴で、ワークウエアに合うように価格も抑えた。2019年末に発売し、初年度は15万㍍の販売を目指す。
ワークウエアは、細身のシルエットやストレッチ性の高さがトレンドになっている。ワークウエアショップなどで販売されている商品の一部には、伸縮性を高めるためにポリウレタンを使うものもあるが、洗濯を繰り返すと劣化しやすい面がある。
同社は、ストレッチ性の高いポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」を展開するが、価格面などからワークウエアでの使用は難しかった。このため新たに、ユニフォームに合う糸を開発した。捲縮(けんしゅく)性のある仮撚糸を従来より高速で作ることで、価格を抑えた。
緯糸にはバイオ原料を使ったポリエステル「プラントペット」を使うこともでき、環境に配慮したユニフォームにも対応する。
このほか、高視認性安全服向けの素材「テクシャス」は、日本保安品協会が定める一般向けの規格に合うカラーを新たに加えた。バリエーションが豊富で、歩行者や自転車に乗る人のベストなどに向く。
帝人フロンティアの19年3月期のユニフォーム事業の売上高は西日本のワークウエア需要が全体を押し上げ、前年同期を上回った。20年3月期は、19年比で10~15%の増収を見込む。繊維素材本部ユニフォーム部の門脇秀樹部長は「海外からのワークウエア需要も増えており、営業を強化する」と話す。
ラクラクワークなどの新素材は、19日まで東京支社で開く20春夏のユニフォーム内見会で紹介している。22、23の両日には大阪市北区の「中之島フェスティバルタワーイースト」でも内見会を開く。




