日本グラスファイバー工業/海外販売が拡大/けん引する中国向け
2019年04月22日 (月曜日)
ガラス繊維などの加工品を製造する日本グラスファイバー工業(愛知県江南市)が海外販売を拡大している。2019年7月期の国内売上高はほぼ横ばいながら、輸出と現地法人を含めた海外売上高は前期比10~15%を見込む。
朝居隆社長は「さまざまな規制強化もあり、海外の新顧客、新用途の開拓が寄与している。特に中国向けの売上高は年率30~40%成長を続けている」と説明する。
海外販売の本格化は8年前、ドイツ・フランクフルトで2年に1度開催される世界最大の産業用繊維・不織布見本市「テクテキスタイル」に出展したのがきっかけ。過去3回の出展により海外での認知度も向上。欧州からの原料調達やほとんどなかった米国輸出も始めた。さらに中国販売は日本品と現地生産品を含めて「8年前に比べれば5倍以上になっている」と言う。
ビジネス面だけでなく「社内的にもグローバル展開する認識が高まるなど、従業員の意識改革にもつながった」と手応えを示す。5月14~17日に開催される「テクテキスタイル2019」で4回目の出展となるが、今回からパネル展示にとどめ「欧州の原材料メーカーや出展者とのコミュニケーションを重視しながら新しいビジネスに結び付けたい」と話す。
同社は国内4工場、中国(2工場)、タイ、インドネシア、ベトナムの海外5工場で、ガラス繊維などの無機繊維、高性能繊維、金属繊維を使った、断熱材、保温材、吸音材、不燃材、耐火材などを製造販売する。
こうした加工品の原反の一つとなる、ニードルパンチ不織布設備は武芸川工場(岐阜県関市)に7系列、中国の2子会社でそれぞれ2系列、インドネシア子会社1系列、中国の合弁先で2系列を持つが、需要増に対応し、今年中に国内で1系列を増設する。




