不織布分かりやすく紹介/日本化学繊維協会

2019年04月25日 (木曜日)

 日本化学繊維協会は23日、日本綿業倶楽部(大阪市中央区)で恒例のメディア向け勉強会を開いた。ユニチカの経営企画部広報グループの松山裕氏が、「繊維産業における不織布のポジションとユニチカの不織布事業の特長について」と題して講演した。

 松山氏は冒頭、今年130周年を迎えるユニチカの歩みと主力事業について紹介。その後、不織布の基本的な定義から、製造方法による分類分け、統計を使った国別の生産動向、市場規模の展望までを分かりやすく解説した。

 ユニチカの不織布事業の主力であるスパンボンド不織布の特長として「オンラインで原料の溶融から紡糸、ウェブの形成、特殊な加工までできるところ」と話した。用途として「農業用シート、包装用資材、防護服など生活や産業のあらゆるところに使われている」とその多様性を示した。