ひと/メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン社長に就いた小原 暁子 氏/日本企業と世界を結ぶ
2019年05月07日 (火曜日)
国際見本市運営のメッセ・デュッセルドルフの日本法人社長に4月1日付で就任した。ドイツ本社と子会社(日本以外にシンガポール、米国、ロシア、インド、中国、香港)としても初の女性社長となる。「独本社と方針を共有しながら、日本企業の出展と来場を今まで以上にサポートしていきたい」と抱負を語る。
大学卒業後、日本能率協会に就職、その後総合シンクタンクを経て同協会に復帰、国際コーポレートコミュニケーション、ビジネスコーディネーション、そして展示会事業を担当した。元々「自分で完結できる仕事がしたかった」小原さんにとって、企画から携わる展示会は裁量が大きく、やりがい十分。食品工業展「フーデックス・ジャパン」「ホテレス・ジャパン」などを成功させてきた。
展示会事業者の人脈も広がり、メッセ・デュッセルドルフとも接点ができた。実績と手腕を見込まれ、独本社に帰任した前ジャパン社長のA・メルケ氏の後任に抜てきされる。驚いたが「海外で商機をつかみたい日本企業の役に立てるなら」と受けた。
メッセ・デュッセルドルフは機械、商業、医療など五つの産業分野で大規模展示会を開催しており、中でも「A+A 国際労働安全機材・技術展」は出展枠が募集早々に埋まってしまう人気展。今年の「A+A2019」は会場を拡大し過去最大規模で11月5~8日の開催予定。「世界中から最新の製品が集まるメッセ。見て得るものは多いはず」とアピールする。
「展示会で大切なのは人と人とのつながり」。中小企業やスタートアップ企業が脚光を浴び、時に出展者同士が提携してビジネスチャンスを創り出す。「今後の発展の鍵はアジア。優れた技術とサービスの発信、有益な情報源としてメッセを活用してほしい」(周)
おはら・あきこ 1992年4月日本能率協会で勤務。95年三菱総合研究所の勤務を経て96年から同協会でさまざまなイベント、展示会事業で活躍。今年4月1日より現職。上智大学卒業。趣味はクラリネット、お酒。




