吉田沙保里さん受賞/「コットンUSAアワード」

2019年05月13日 (月曜日)

 国際綿花評議会(CCI)と日本紡績協会、コットン・インコーポレイテッドは、10日の「コットンの日」に、東京都目黒区のウエスティンホテル東京で、記念セミナーとレセプションを開いた。

 恒例の「コットンUSAアワード」は“霊長類最強女子”の異名を持つレスリング指導者の吉田沙保里さんが受賞した。同アワードはCCIがコットンの日を記念して実施しており、今回で16回目となった。

 セミナーはサステイナビリティー(持続可能性)を切り口に、コットンUSAの最新情報、USコットン・トラスト・プロトコルの取り組み、村田機械の過流精紡機「ボルテックス」の挑戦などの内容で行われた。

 CCIのハンク・ライクリー会長は、繊維製品の洗濯による河川や海などの汚染に関する問題で学術機関などと連携した調査により、「綿がレーヨンやポリエステルなどに比べ水中での生分解性に優れていることが改めて証明された」と紹介するとともに、「スーピマ」と「アプランド」の米綿2ブランドで「新たに原産地証明を提供する」ことなどを明らかにした。

 さらにファッションショー形式でコットンの新機能を紹介したほか、21回目となる「Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト」グランプリは岡本麻衣子さんが受賞し表彰式を行った。