旭化成/車室空間のコンセプトなど人とくるま展でアピール

2019年05月22日 (水曜日)

 旭化成はこのほど制作した車室空間のコンセプトモック「AKXY POD(アクシー ポッド)」を今日22日から24日まで横浜市のパシフィコ横浜で開かれる「人とくるまのテクノロジー展2019」に出展する。アクシー ポッドは同社が考える快適、安全、安心な未来の車室空間をさまざまな繊維製品や樹脂製品、センサーなどで具現化したもの。

 同社は2017年にコンセプトカー「アクシー」を発表し、自動車メーカー、自動車部品メーカーで開催する展示会に出展。未来の自動車に関する議論を深めてきた。昨年には米国の自動車内装材メーカー、セージ社を買収。セージ社が持つマーケティング力、デザイン力と旭化成の各種製品・技術との融合で車室空間の総合的なデザイン、ソリューション提案に力を入れている。

〈帝人グループ、クラレも出展〉

 帝人グループは豪州スタートアップ企業・AEV社との協業を進めており、AEV社が開発を進める低速EVを日本の展示会で初めて披露する。

 クラレは軽量化、電動化、低エミッションなどに貢献する耐熱ポリアミド樹脂「ジェネスタ」、ハードカーボン負極材「クラノード」、面ファスナー「マジックテープ」などを出展する。