販売に“火”つきかける/ショーワ ナイロンデニムで

2019年06月24日 (月曜日)

 テキスタイル製造卸のショーワ(岡山県倉敷市)は、2018年秋に開発したインディゴ染めナイロン糸を経糸に使ったナイロンデニム「ハンドルデニム」の販売が軌道に乗りつつある。髙杉哲朗社長は「商社から19秋冬向けに100反の受注があった。これからの販売に”火”がつきかけている」と手応えをつかんでいる。

 ハンドルデニムは、染まりにくいとされるナイロンをロープ染色でインディゴ染めした糸を使用。自社設備で約3年かけて技術を確立し、特許も取得した。5月に東西で開いた展示会ではポリエステル糸との交織によるストレッチ性を持つ生地と100%ナイロン使いの2種(6・5¥文字(G0-ABEC)、8・5¥文字(G0-ABEC))を披露した。

 既にアパレルメーカーに採用され19秋冬のアウターやシャツとして採用されたほか、商社から100反を受注。速乾性、軽量で防シワ性といった綿のデニムと違った質感や機能性が評価され「予想以上に関心が高い」と手応えをつかむ。

 岡山のデニムブランド「エブリデニム」がハンドルデニムを使ったシャツ(価格1万6200円)でクラウドファンディングしたところ、当初50万円の計画が最終的に220万円超の出資を獲得。「思った以上に資金が集まった」(髙杉社長)と言う。

 7月にイタリアで開かれる国際生地見本市「ミラノ・ウニカ(MU)」に初出展し、ハンドルデニムをはじめ、反応染料で染色堅ろう度を高めた「ネクストデニム」などを展示する。これまでフランスで開かれる「プルミエール・ヴィジョン」に出展していたが、今回はMUに絞り、イタリア市場で新たな取引先を掘り起こす。