スタイルテックス/海外向けで生地備蓄開始/スレン高密度織物など4品番
2019年07月12日 (金曜日)
【ミラノ=桃井直人】各種高密度織物を販売するスタイルテックス(東京都中央区)は、海外展開拡大のための施策として、生地の備蓄販売を始める。国内では2年半前から取り組んでいるが、海外ブランドからの要望が増えており、ニーズに応じる。綿100%の高密度織物など4品番で提案を開始する
同社は、先染めスレン高密度織物を主力商材としている。スレン染料で染めた生地は耐光堅ろう度や耐久性に優れるが、中淡色の表現に限られ、色合わせが難しいといった側面も持つ。価格も反応染料などを使う場合と比べて高く、スレン先染め糸で高密度織物を作っている企業は少ない。
昨年7月の「ミラノ・ウニカ(MU)19秋冬」に初めて参加したところ、欧州の大手ブランドから注目された。「40社ほどと商談し、反応は良好だった。納入実績も出てきた」(野原剛代表取締役)と言う。その中でも特に問い合わせが目立ったのが、生地備蓄販売の有無だった。
このため、国内に限定していた展開を海外にも広げる。備蓄するのは、綿100%先染めスレン高密度織物の6色▽綿・ポリエステル複合高密度織物(経糸が綿)の5色▽経糸にポリエステル(緯糸は綿)を使った高密度織物の3色▽綿・シルク高密度織物の3色。国内展開と比べて1品番増やしている
備蓄販売以外の納期は60~70日、ロットは1色300~400㍍としていたが、納期短縮と着分対応を可能にした。昨年に続いて出展した「MU20秋冬」(16面参照)で海外顧客に披露した。海外販売比率はまだ数%だが、21秋冬で10~20%を目標にしており、「生地備蓄販売の開始をその足掛かりにする」と意気込む。




