菅公学生服 スクールスポーツ/「カンコープレミアム」採用拡大/売上高100億円視野に

2019年08月02日 (金曜日)

 菅公学生服(岡山市)のスクールスポーツ事業は、自社ブランド「カンコープレミアム」の採用が広がっている。今入学商戦では約60校が採用、来入学商戦へ向けても「今春並みに決まってきている」と言い、今期(2020年7月期)目標とするスクールスポーツ事業の売上高100億円を視野に入れる。

 カンコープレミアムは今入学商戦から販売が本格化した体育着。防風や保温、耐久、軽量といった機能を持ったオリジナル素材「グランガード」を採用、着用時の美しさと高い運動性を追求した。シンプルでありながらも、スタイリッシュなデザインで、色味にもこだわった。

 機能性やデザイン性など「スポーツブランドにも負けないクオリティー」が評価されたことで、今入学商戦では約60校が採用、そのうち9割が新規校と言う。スクールスポーツでは、学校が独自色を出すために別注対応が多かったが、定番での決定比率が高く、生産効率の向上にも貢献。今入学商戦では中学校の採用が多かったものの、「従来とれなかった高校の採用が決まってきている」ことから、来入学商戦に向けて高校へのアピールを強める。

 今入学商戦では、東京や大阪、名古屋といった都市部の学校での採用が多かったが、来春に向けては「決め切れなかった地方へも広げる」ことで拡販に力を入れる。

 新ブランド「カンコーノームコア」も今年から提案を開始。バリエーション豊かな素材や、2次加工マーキングシステムの3段階の選択によってオリジナルのウエアを供給できることが特長で、小・中学校を中心に採用校の獲得を進める。