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トンボスポーツMD部/「ヨネックス」累計千校へ/昇華転写プリント貢献

2019年08月16日 (金曜日)

 トンボのスポーツMD部は、今入学商戦で「ヨネックス」ブランドの新規採用校が100校を超え、累計で千校を突破した。ヨネックスや自社ブランド「ビクトリー」など全体では約260校の新規採用校を獲得したことで、2019年6月期は前期比増収となりそうだ。

 昇華転写プリントでの提案が採用校の増加に貢献した。同社は美咲工場(岡山県美咲町)に昇華転写プリントの設備や裁断機を置く。

 営業統括本部の河本光正スポーツMD本部長は「工場に人員を増強するなどして生産体制も安定し、短納期・短サイクルで対応できている」と話す。「新規校の中での昇華転写採用の割合が3、4割と高まっている」ことから設備増強も視野に入れる。

 ウオームアップウエアの“ピストレ”(ジャージー+ピステ)も薄く軽量で保温性が良いといった機能が評価され、採用が拡大。ピストレに採用している独自開発素材「ピステックス」では、撥水(はっすい)、裏起毛、制電、寒冷地向け肉厚起毛の4タイプを展開し、西日本が中心だった販路も広がってきた。

 来入学商戦に向けては「昇華転写プリントとピストレの2本柱で提案を強める」ほか、ヨネックス、ビクトリーで引き続き200校超の新規採用校の獲得を目指す。昨年6月から稼働しているトンボ倉吉工房スポーツ館(鳥取県倉吉市)では、初年度に計画していた年間4万点の生産量を上回った。2年目は倍増近くまで増やし、自社比率を高めることで納期対応力を強める。