ショーワ/ナイロンデニムなど販売堅調/輸出は戦略見直し
2019年08月26日 (月曜日)
デニム製造のショーワ(岡山県倉敷市)は今期(2019年11月期)、ナイロンデニムなどの販売堅調で前期比増収が見えてきた。売上高の2~3割を占める欧州を中心とした輸出ではエージェントや売り方を見直すとともに、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む姿勢を強め、環境に配慮したモノ作り、素材の提案を強める。
インディゴ染めナイロン糸を経糸に使ったナイロンデニムは、ファイブフォックス(東京都渋谷区)の「コムサ・メン」ブランドに採用されるなど販売が拡大。特許も持つが、「まだ開発途上」(髙杉哲朗社長)として生産に手間がかかることから、ロープ染色から製織までの工程の全てで効率化を進めている。
SDGsでは「つくる責任つかう責任」など三つの目標を最重要課題として素材提案を強化。スペインの紡績が回収したジーンズを反毛した糸「リカバー」や再生セルロース繊維「テンセル」などを使ったデニムなど環境に配慮した素材を使った商品群を充実させる。特に欧米ではSDGsへの関心が高く、今後出展を計画する海外展では生地見本のパンフレットに最重要課題とするSDGsの三つの目標を掲載し関心を高める。
7月にイタリアで開かれた国際生地見本市「ミラノ・ウニカ」(MU)に初めて出展。これまで出展してきたパリの「プルミエール・ヴィジョン」(PV)とは違う、イタリアを中心とした新規顧客との関係構築ができた。今後、秋冬ではMU、春夏ではPVへの出展を想定。「価格勝負に弱いだけに特徴のある素材、他にない素材」を意識した開発で国内外への市場開拓につなげる。




