「AFF・東京2019」出展企業ピックアップ(3)(9月25~27日、サンシャインシティ文化会館・ワールドインポートマート)

2019年09月17日 (火曜日)

〈小ロット特化の貿易会社/常州金壇晟熙服装〉

 日本向け専業のアパレル貿易会社。8軒の協力工場を活用している。生産アイテムは、布帛製レディース、メンズウエアで、ニットと布帛生地を組み合わせた製品が得意。

 小ロット・短納期に対応している。

 大きなロットの縫製がASEAN地域にシフトする中、同社は近年、高付加価値品の生産に特化する。2018年輸出額は400万ドル、取扱量は20万着だった。2回目の今回は、布帛製レディースとメンズの新商品を打ち出す。

〈抗菌効果の竹繊維使い/南通宏邦紡織〉

 生産から貿易まで一貫展開するアパレル企業。主な製品は、カジュアルウエア、バッグ、帽子など。2018年輸出額は700万ドル、取扱量は120万着。19年の商況は、前年に比べ厳しい。特に衣類の受注が減っている。

 生地購買から製品まで自社で完結し、顧客へのサンプル提案も実施している。小ロット・短納期にも対応できる。

 近年、竹繊維使いの提案に力を入れている。環境配慮型素材で抗菌効果もあり、引き合いを増やしている。初出展の今回は、カジュアルウエアやバッグを披露する。

〈中高級シャツを小ロットで/シ博誠通経貿〉

 シャツのOEM企業で、中高級ゾーンの製品を小ロット生産している。1枚から生産が可能。5千品種の生地の備蓄品を持ち、短納期・小ロットを実現している。

 メインは欧州向けで、輸出量は年間約20万枚。日本向けはこれから開拓に取り組む。シャツのオーダーメイド専門店や小規模ブランド、ユニフォームの顧客開拓を狙っていく。

 初参加の今回は、形状安定シャツや、ストライプ、コントラストカラーのシャツ、ユニフォームを出展する。

〈日本向けセーター生産/蘇州登美貿易〉

 セーター製造販売会社で、日本向けに特化し生産している。刺しゅうやネイルビーズ、レースなどを使った加工、レースとオーガンジーを組み合わせた製品などを得意としている。

 2018年輸出量は20万着だった。今年は好調が続いており、18年実績を上回る可能性がある。

 初出展だった前回展では、新規顧客の開拓に成功した。既に本生産が始まっている。今回は、刺しゅうやネイルビーズで加工した個性的なセーターを前面にアピールする。