「AFF・東京2019」出展企業ピックアップ(5)(9月25~27日、サンシャインシティ文化会館・ワールドインポートマート)
2019年09月20日 (金曜日)
〈スポーツなどカットソー出展/威海迪尚華茂実業〉
大手ODM企業、迪尚のグループ会社で、日本向けカットソーを専門に生産する。自社縫製工場4軒(従業員数約400人)とプリント工場1軒を持つ。
2017年輸出額は2千万ドル、18年は2800万ドルだった。近年は日本のアパレル市況が振るわない中、生産と貿易の一貫展開によるQRの強みを生かし、既存顧客との取り組みを強化するとともに、新規開拓を進めている。
今回展ではカットソーのスポーツウエアと、カジュアルウエアをメインに出展する。1、2社の新規顧客の開拓を狙っている。
〈幅広いロットに対応/イ坊億徳服飾〉
自社工場と協力工場8軒で、ニット、布帛製のキッズ、レディース、メンズウエアを生産する。大ロットから小ロットまで生産でき、短納期にも対応している。2018年輸出額は1千万ドルで、うち日本向けの取扱量は100万着。
強みは、工場の周辺にアパレル生産のサプライチェーンが整っていること。10年以上のアパレル貿易経験者もおり、サービス品質にも自信がある。
8回目の今回は、ニット、布帛製衣類と、各種加工を施した製品をアピールする。
〈開発力のあるメーカー/寧波森美服飾〉
自社工場でニット、布帛製のレディース、メンズウエアを生産する。デザイナー部門を持ち、ODMにも対応する。
日本市場の開拓に近年力を入れ、成果を上げつつある。2020年には、日本向け年間輸出額を500万~1千万ドルへの拡大を計画する。
強みは開発力。各顧客のニーズに対応した提案を行っている。短納期生産も可能で、サンプルは最短1日、本生産は20日以内に製品を納めることができる。今回展では、綿麻混素材を使った製品などを出展する。
〈デニム製品を前面に/鞍山松葉製衣〉
日本向けに特化した小ロット・多品種、短納期対応のOEM企業。生産アイテムはカジュアル衣料で、特にデニム製の縫製が得意。自社工場の従業員数は約120人で、各種設備を備えている。近年の年間貿易額は300万~350万ドル。通信販売や百貨店、アパレル専門店を主な顧客とする。
OEMからODMへのシフトを現在進めており、その一環で東京オフィスを設立。これにより、顧客と迅速にコミュニケーションがとれるようになった。
今回展では、デニム製衣類をメインに訴求する。オーガニックコットンや機能性素材を使った製品などを披露する。