コンポジット技術で複合材料のアワード/帝人グループ
2019年09月24日 (火曜日)
帝人グループで軽量複合材料製品を生産・販売する米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)の中国合弁会社CSP―ヴィクトールの開発したコンポジット部品がこのほど「CCE―JECイノベーションアワード」の新規用途部門を受賞した。
受賞したのは、CSP―ヴィクトールが江鈴汽車股フンのピックアップトラック向けに開発した中国初のコンポジット製ピックアップボックス(荷台、写真)。
スチールによる荷台に比べ約30%の軽量化を達成したこと、優れた耐腐食性や耐衝撃性、部品点数の削減により成形工程を大幅に短縮しコスト効率を向上させたことーーが評価された。
同アワードは世界最大の複合材料関連団体、JECグループが中国の優れたコンポジット技術を評価するもので、既に15年の歴史を持つ。