「AFF・東京2019」出展企業ピックアップ(6)(9月25~27日、サンシャインシティ文化会館・ワールドインポートマート)
2019年09月24日 (火曜日)
〈豊富な商品群アピール/青島万美貿易〉
自社工場と協力工場10軒で、日本向けのニット、布帛製衣類を生産している。キッズ、メンズ、レディース、スポーツウエアのバラエティー豊かなアイテムに対応する。
近年は機能性の追求やQR、開発スピードの速さなどで差別化を図り、成長を続けている。2018年輸出額は約500万ドルだった。
生地には、吸水速乾や防虫、撥水(はっすい)、抗菌防臭、保温、接触冷感まで幅広い機能素材を積極採用している。初出展の今回は、機能素材使いや、特殊紡績糸で差別化した製品を前面に打ち出す。
〈ミャンマーでダウンウエア生産/遼寧華衣服装〉
ダウンやアウトドアウエアが強みのメーカーで、日本と欧米、中国向けを展開。中国遼寧省とミャンマーに工場を持つ。
ミャンマー工場は従業員数約1400人で、日本と欧米向けを生産する。遼寧省営口市大石橋の本社工場は150人規模で、各国向けのダウンとアウトドアウエアを生産。同省大連市にもレディースを縫製する工場がある。
強みは、ミャンマー工場の価格優位性。中国でも東北地方の刑務所内縫製工場や、同省丹東市の北朝鮮縫製工を活用する協力工場を使い、競争力のある価格を実現している。
〈シェニール織りタオルなど/上海三問家居服飾〉
03年に設立したホームテキスタイルやアクセサリーのメーカー。中国・江蘇省の3工場のほか、ベトナムとカンボジアに各1工場を保有する。
生産アイテムは、寝装寝具からタオル、クッション、スリッパ、ホームウエア、スカーフまで幅広い。主な輸出先は欧米で、日本向けも一部手掛ける。優秀なデザインチームと、自動化を進めた最新の生産設備が強み。
日本市場の開拓を今後強めていく方針で、今回展に初出展する。シェニール織りのタオルやニット、布帛製のホームウエア、アクセサリーをアピールする。
〈ニット小物のODM展開/如東知品服飾〉
デザインから生産、輸出まで一気通貫で展開するニット小物のODM企業。中国・南通市のほか、ミャンマーとベトナムに工場を持つ。欧州ブランドがメイン顧客で、日本向けは少ない。
強みは従業員数300人超、月産能力約60万着の自社工場を持つことと、デザイン部門を擁し、最新トレンドを反映したアイテムを開発できること。
近年の年間輸出額は5千万ドル超。18年対日輸出額は約100万ドル、取扱量は約40万着だった。日本向けは現在、ペットウエア市場の開拓に注力している。