東洋紡/ナイロンフィルムで新素材/業界初のバイオ原料使い

2019年10月21日 (月曜日)

 東洋紡はこのほど、原料の一部にバイオマス(植物資源)由来のナイロン樹脂を使用する包装用フィルム「バイオプラーナ二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)」を開発した。10月中にサンプル出荷に着手し、2019年度(20年3月期)中の量産を目指す。

 同社は、11年にバイオマス由来のポリエステル樹脂で「バイオプラーナPETフィルム」を、その後、バイオマス原料による高融点ポリアミド樹脂「バイロアミド」を開発している。

 このほどナイロンフィルムをラインアップ。今後も環境負荷の低減に貢献する製品の拡充と取り組む。バイオマス由来のナイロン樹脂で包装用フィルムを商品化するのは業界では初めて。