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帝人フロンティア/総合展でエコ前面にリサイクルなどが軸

2019年11月08日 (金曜日)

 帝人フロンティアは20、21の両日、20秋冬向けの商材を集めた総合展を東京都港区のテピアで開催する。大きな潮流となっているエコロジーに焦点を当て、リサイクルや植物由来原料素材のバリエーションを打ち出す。衣料から産業資材まで、グループが持つ環境保全への対応力を顧客に見せる。

 総合展のテーマは「ゴー エコ!」。世界のファッションブランドだけでなく、日本の企業も環境配慮への意識を強める中、「顧客からの問い合わせが増えている。エコロジーに長く取り組んできた帝人グループは多様な素材を持っており、さまざまな要望に対応ができることをアピール」する。

 リサイクルポリエステルでは糸種を増やし、中空糸をはじめとする機能糸のほか、膨らみ感やかさ高性を表現したものなど感性に訴え掛ける糸もそろえる。ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」ではエチレングリコールに植物由来原料を使ったタイプを提案する。

 環境対応素材の展開はアウトドアやスポーツ、ユニフォーム用途が先行していた。糸種の幅が広がったことで、ドレーピーさの付与やタッチに変化を持たせた高密度織物などの提案が可能になり、婦人、紳士用途でも訴求を強める。横編み製品もリサイクルポリエステルを積極活用する。

 衣料と産業資材の連携ではアウトドアコーナーを設置し、メタ系アラミド繊維の「コーネックス」「コーネックス・ネオ」を使った製品(テントやウエアなど)を展示。和紙製造卸の大直(山梨県市川三郷町)との協業商品やリサイクルポリエステルを使った人工皮革「コードレ」を披露する雑貨コーナーも設ける。

 産業資材でもエコロジーなどに重点を置く。リサイクルポリエステルを用いたミシン糸やコードレ、エコバッグ、総合防災のプラットフォーム「まるごと防災」などを取りそろえる。インテリア関連のラインアップも増やし、「冬を暖かく過ごすための寝具を準備中」としている。