ITけん引で過去最高の業績/ダイワボウHD 19年4~9月期

2019年11月08日 (金曜日)

 ダイワボウホールディングス(HD)の2019年4~9月期連結決算は売上高4720億円(前年同期比33・8%増)、営業利益158億円(89・5%増)、経常利益158億円(91・8%増)、純利益106億円(92・4%増)だった。パソコンの旺盛な更新需要を背景にITインフラ流通事業が大幅増収増益となるなど全体をけん引し、4~9月期としては売上高、利益ともに過去最高となった。

 繊維事業は売上高373億円(0・6%減)、営業利益20億円(6・8%減)だった。合繊・レーヨン部門はコスメ用不織布や不織布用レーヨンの販売が低迷。産業資材部門は広告分野や土木資材の販売が増加した。衣料製品部門は機能素材を生かして海外拠点を活用した企画提案が順調に推移し、ブランド製品も子供衣料を中心に販売が拡大した。

 通期は連結売上高7924億円(前期比0・9%増)、営業利益227億円(前期比横ばい)、経常利益225億円(1・5%減)、純利益141億円(15・9%減)を見込む。