特集 JFW-JC、PTJ開催(1)
2019年11月14日 (木曜日)
〈バイヤーとの熱い商談を〉
JFWテキスタイル事業運営委員会が主催する「JFWジャパン・クリエーション2020」(JFW―JC)、「プレミアム・テキスタイル・ジャパン2020秋冬」(PTJ)が19日から2日間の会期で、東京国際フォーラム(東京都千代田区)において開催される。日本を代表するテキスタイル総合展として新規出展者も増加。20秋冬に向けて内外のバイヤーとの熱い商談会が開かれる。
JFW―JCは今回、84件294社210・3小間の規模で開く。うち新規・復活は20件31・5小間。海外出展(韓国、台湾、トルコ)は19社19・5小間で、こちらも5件10・5小間が新規・復活組である。
旭化成アドバンス(ニットマテリアル課)は「ベンベルグ」など糸の販売を目的に初出展する。「従来、糸の展示会に出展していたが、JFW―JCの集客力に魅力を感じた。サステイナブル(持続可能な)素材として訴求したい」と言う。KAIKOSHA(東京都葛飾区)も初出展。「JFW―JCは、以前から見に来ていた。当社の昇華転写プリント技術に興味を持ってもらえるのでは」と期待する。
JFW―JC関連プログラムの人材育成産学コラボ「第13回フォルム・プレゼンテーション」(繊維ファッション産学協議会主催)は天池合繊の「天女の羽衣」を用いて、「トランスペアレントな冬」をファッションテーマに、実施する。エスモードジャポン東京校、香蘭ファッションデザイン専門学校、文化服装学院など8校8グループが作品を発表。教育の一環として学生自ら来場者にプレゼンするのも特徴と言える。
東京都と東京製革業産地振興協議会の「ピギーズスペシャル(ピッグスキン・ファッションショー)」も関連プログラムとして20日に開催する。ロビーギャラリーの特設ステージで1日4回(プロは午後のみ)のランウエーを実施。デザイナーは山下達磨、横澤琴葉、三浦恵氏が作品を披露する。学生はドレスメーカー学院、華服飾専門学校、東京モード学園など11校が参加する。
PTJは85件116・5小間で、新規・復活は10件10・5小間。海外出展(イタリア、韓国、中国、トルコ)は9件9小間で、うち新規・復活は3件3小間。PTJも新規・復活組が多い。
オーガニックコットンのアバンティ(東京都新宿区)も初出展組。原糸から製品まで一貫生産し、「プルミエール・ヴィジョン」にも出展した経験を持つオーガニックコットンの実力派。スタイルテックス(東京都中央区)は、スレン染料による糸染めの高密度織物コート生地を生産することで知られる。「ミラノ・ウニカ」など海外の展示会にも出展しており、メード・イン・ジャパンの生地を訴求する。
関連プログラム「テキスタイルワークショップ~日本の素材を学ぼう」は、業界人となって5年未満の商品企画従事者などを対象に、日本製素材や産地への認識を深めてもらうのが目的。
第一部ではJFWテキスタイルコーディネーターの井上佐知子氏と久山真弓氏が日本の素材産地を説明。第二部の産地レクチャーでは、19日に和歌山産地(ニット)の紹介としてカネマサ莫大小・百間谷和紀社長が登場。20日は石川産地(合繊)の天池合繊・天池源受社長が講師としてレクチャーする。ともに午前10時半から1時間の予定。
〈JFWテキスタイル 事業事務局長 川島 朗 氏 に聞く/新規実力派の出展が増/サステコーナー今後検討〉
川島朗JFWテキスタイル事業事務局長に今回の「JFW―JC」「PTJ」の見どころなどを聞いた。
――今回の「JFW―JC」「PTJ」の特徴は何でしょうか。
新規・復活出展者が多いことです。JFW―JC出展者84件中、20件が新規・復活組。PTJでは85件中、10件を占めます。会場スペースの関係で、応募されても出展できないケースがありますが、今回の新規出展者は実力派がそろっています。
――新規出展者の中には今まで個展を開いていた企業もあります。
個展では来場者が限られますから、こうした合同展に出ることで、新規顧客を広げることも目的の一つでしょう。国内のアパレル市場は厳しい状態が続いていますから、新たな顧客が必要です。来場者は衣料関係だけでなく、服飾雑貨、生活雑貨などのバイヤーも多い。そうした新たな分野への提案に利用される出展者もおられます。
――海外勢では韓国からの出展が減りました。
団体でなく、個社での出展はあります。今回、大きく伸びたのはトルコ。JFW―JCにはイスタンブール繊維・原料輸出業者協会から10社が出展します。デニムやウールなどで新しいテキスタイルを見ることができそうです。PTJでも中国の新規企業が出展します。
――サステイナビリティー(持続可能性)の潮流がますます強くなってきました。
サステイナビリティーという観点では、オーガニックコットンだけでなく、再生ポリエステル・ナイロン、ポリ乳酸繊維、和紙などが提案されています。「ミラノ・ウニカ」でもサステイナブル素材を取り上げており、来年のPTJで、サステイナブル素材を一つにまとめるようなコーナーを検討したいと思っています。
――JFW―JCでは恒例の「ピッグスキン・ファッションショー」があります。
前回に続き、今回も集客力のあるロビーギャラリーに特設ステージを設けてピッグスキンの魅力をアピールします。2日目(20日)に集約した形で、プロのデザイナー3人と学生の作品(11校)のショーを開きます。




