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トンボ ヘルスケア本部/上半期は増収見込む/チーム医療など新商品に手応え

2019年11月15日 (金曜日)

 トンボのヘルスケア本部は今期(2020年6月期)の上半期(7~12月)、患者衣や検診用ウエアなどの販売が引き続き堅調に推移し、前年同期比で増収を見込む。「ヨネックス」ブランドで投入する「チーム医療シリーズ」や、ヨネックスとベースブランド「キラク」で打ち出す「防風ジャケット」など新商品のサンプル依頼は多く、永瀬公雄執行役員ヘルスケア本部長は「納入拡大に手応えがある」と話す。

 前期は患者衣や検診用ウエアのほか、介護、白衣が予想を上回る増販で、大規模な施設で数件の採用が決まり、中規模の案件も多かった。今期も同じ傾向が続いている。カタログを例年より早く7月に発刊し、多めに新商品を投入したことでニーズを捉え、引き合いは順調に増えつつある。

 納入データの蓄積と分析で在庫の精度が向上し、今後も安定供給に努める。

 リハビリ・入院向けのコンフォートウエアは中規模施設の採用が多いが、品ぞろえやデザイン、着心地で評価が高く、採用率とシェアが拡大している。

 9月の「国際福祉機器展HCR2019」ではナースや理学・作業療法士などのイメージをそろえたチーム医療シリーズの認知度が向上。今後、地域包括ケアシステムの進展に合わせて拡販する。

 学販スポーツで実績のあるウオームアップウエア「ピストレ」と同様に、防風ジャケットは独自開発の軽量ポリエステルニット「ピステックス」を使用。HCRでは送風機の試着体験で「風を通さない」と好評だった。季節に合わせた打ち出しでキラクの「清涼シリーズ」も引き合いがあり、来夏に期待がかかる。

 景況感については、少なからず消費増税が影響し、不安定までいかないものの予断が許されないとみている。昨年は秋ごろに大きな物件が多く、その反動減もあることから「敏感に市場の変化に対応する」(永瀬執行役員)。