初開催の「AFFスポーツ」/オリンピック控える 日本市場に期待感
2019年11月21日 (木曜日)
「AFF」(アジアファッションフェア)のスポーツに特化した「AFFスポーツ」が20日、インテックス大阪で開幕した。AFFスポーツは今回が初開催で、1500平方メートルに約50社が出展。出展者はオリンピック開催を控える日本のスポーツ市場の盛り上がりに期待する。会期は明日22日まで。
AFFへ毎回出展している南通開発区イ賦対外貿易は入り口すぐの好立地にブースを構えた。対日貿易20年以上の経験を訴求する。業務八部の沈雲さんは「日本向けのスポーツウエア販売は拡大しており、オリンピックでさらに需要が高まるのでは」と期待を話す。
帽子を手掛ける揚州漢夢服飾はゴルフキャップを得意とする。自社工場を持つほか、デザイナーもいてODMにも対応する。日本向けのビジネスは増加基調で、今回展でも新規客の獲得を狙う。
泉州森地客体育用品は9月の東京に続き2回目のAFF出展。フィットネスやサイクリングウエアを得意とし、日本向けはまだ全体の15%ほど。しかし、来年稼動予定のバングラデシュの工場は欧米向けと日本向け半々なる予定。上海事務所の廖信璋業務経理は「東京への事務所設置も検討しており、日本のスポーツ市場への期待は大きい」と説明する。