繊維ニュース

クラボウ「ループラス」/裁断くずをデニムに再生/エドウインと連携で商品化

2019年11月26日 (火曜日)

 クラボウは、縫製工程で発生する裁断くずを原料に再資源化・活用するプロジェクト「ループラス」でエドウインと連携し、デニム分野での商品化に取り組む。クラボウが安城工場(愛知県安城市)にデニム専用ラインを設け、エドウインが2020年シーズン向けからループラスデニムを利用したジーンズを商品化する。クラボウはループラスデニムの輸出にも取り組む。

 ループラスは、縫製工程で発生する裁断くずを反毛し、繊維製品やプラスチック強化材などの原料として再利用するプロジェクト。これまで国内アパレル数社と連携し、裁断くずをカットソーやパンツの原料に再利用する取り組みを進めてきた。こうした取り組みを新たにエドウインとも始める。

 エドウインは現在、国内に分工場も含めて九つの縫製工場を持つ。ここで発生するデニム裁断くずをクラボウが反毛・紡績してデニム糸に再生する。デニムはインディゴ染めが使われているため再生には専用ラインが必要。このため20年初までにクラボウの安城工場に専用ラインを設け、反毛の混率や色調の制御などの工夫も行い、ループラスで再生した糸を使ったデニム生産の体制を整える。再生したデニムはエドウインが20年シーズン向けからジーンズ製品として商品化する予定。

 クラボウはループラスで再生したデニムの対欧米輸出にも取り組む。取り組みの第1弾として12月3、4日に英国・ロンドンで開催される国際展示会「デニム・バイ・プルミエール・ヴィジョン」に出展し、ループラスデニムの提案を進める。世界的にサステイナビリティー(持続可能性)への要求が高まっていることから、デニム分野でもループラスによるリサイクル・アップサイクルの取り組みをアピールする。