繊維評価技術協議会/機能性繊維試験と認証セミナーを上海で開催
2019年11月26日 (火曜日)
【上海=角秋雄】繊維評価技術協議会(繊技協)は20、21の両日、機能性繊維の試験と認証に関するセミナーを中国・上海市にあるボーケン品質評価機構の上海浦西試験センターで開いた。
このセミナーは機能性加工繊維製品の試験法とその認証方法をアジア太平洋経済協力(APEC)域内に普及を目指すプロジェクトの一環で、昨年11月、米国ワシントンから始まった。今年2月のインドネシア・ジャカルタや6月の台北のセミナーに続く第4弾として今回開催された。
参加者は政府関係者、検査機関の代表者を中心に9カ国から25人。参加国は日本をはじめ、中国、インドネシア、マレーシア、ペルー、フィリピン、ロシア、タイ、ベトナム。
セミナー初日は開会のあいさつの後、近年の繊維技術や中国の機能性繊維製品についてのスピーチで始まり、ラウンドロビンテスト結果の統計分析方向とSEKマークを紹介する講演に続いた。午後はケケン試験認証センターの上海事業所の見学があり、参加者は多くの質問をするなど熱心に見て回った。
セミナーの2日目は第3回台北セミナーの後に集められた抗菌性と消臭性テストサンプルの試験を実施、そのラウンドロビンテスト結果とスタディーをケケン試験認証センター試験課の西川翔子主任が抗菌性試験について、同様にボーケン品質評価機構の川畑孝司係長が消臭性試験についてそれぞれ講演した。そのあと、上海浦西試験センターの見学でセミナーを終了した。
今回のAPECプロジェクトはSEKマーク30周年の一環で行った事業で、四つのセミナー、二つのラウンドロビンテスト計6イベントを実施した。延べ参加数は13カ国・地域から202人で、関心と評価は非常に高かった。織技協は日本発信の繊維製品の機能性試験方法とその認証方法、およびそれらの繊維製品をAPEC域内に普及させるというプロジェクトの目的を達成できたと見ている。
同プロジェクト担当の須曽紀光繊技協参与は「今回のプロジェクトは新しいモデルを確立することができ、大変活発で有意義なものだった。」と評価した。




