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帝人フロンティア 繊維素材本部/「ソロテックス」を100億円超に/下半期で挽回

2019年11月26日 (火曜日)

 帝人フロンティアの繊維素材本部は2019年度下半期(10月~20年3月)ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」の拡販やスポーツ素材の海外生産を強化・拡大することなどで「上半期の遅れを取り戻したい」(東政宏繊維素材本部長)としている。

 同社の繊維素材本部はスポーツやユニフォーム向けのテキスタイル販売、糸売りを担当している。

 上半期はワークウエア向けテキスタイル、婦人服地やレッグ向けの糸売りなどが低調で「総じて苦戦した」と言う。

 下半期は上半期の苦戦から業績を挽回させるため、「いろいろとネタを仕込んでいる」と説明。ソロテックスやスポーツ素材の拡販で当初予算の達成を目指す。

 ソロテックスでは、19年度計画していた「年商100億円を達成できる」と見通している。今後は伸び代が大きいとみる海外、この間、開発・販促を強化してきた短繊維、資材での取り組みに重点化し20年度以降も成長路線を維持する。

 南通帝人やタイ・ナムシリインターテックス、帝人フロンティア・タイランド、同インドネシアとの連携を深め海外市場での普及・浸透を図る。ニューヨーク事務所にはソロテックスの展示ブースを開設。それ以降、問い合わせが増えているという。

 短繊維では、2年がかりで完成させたソロテックス・タイプライタークロスの売れ行きに期待を寄せており、中国やタイを含む川中との連携でジャケットやブルゾン向けに売り込んでいく。

 東南アジアで生産するスポーツ用ニットで拡販を目指すプロジェクトを立ち上げている。事業拡大のための人材も派遣しての取り組みを立ち上げ、海外からの引き合いを取り込む。

 ユニフォームではワークウエアの苦戦を電動ファン付きウエアや企業別注でカバー。糸売りでは。機能素材の開発を強化してきたカーテン向けが下半期以降に貢献してくるとの手応えを示す。