繊維ニュース

日鉄物産/サステ&デジタル訴求/エコ素材にバリエーション

2019年11月28日 (木曜日)

 日鉄物産は20秋冬向けの婦人服生地で、エシカル素材「エス」などサステイナブル(持続可能な)素材のバリエーションを広げて訴求するとともに、デジタル活用のB2B支援機能を提案する。レディス衣料各部、SBニット、スミザックなどが「20秋冬合同展示会」(26~28日、ベルサール六本木)で披露した。

 地球環境に配慮したエシカル素材「エス」は20春夏から提案する。レンチング社のリサイクルリヨセル「リフィブラ」30%とバージンリヨセル70%で構成。これにオーガニックコットンやノンミュールジングウールを複合した丸編み製品を提案した。18ゲージ成型機商品、同じ原料を使用した横編みと丸編みとのドッキングセーターなども打ち出す。

 「サーキュラーダウン」は20秋冬から開始する。欧州で回収したダウン製品や羽毛布団をフランスで生地と羽毛に仕分け、ハンガリーで洗浄したリサイクルダウン。フェザー部分は農業用肥料に利用するなど完全循環を目指す。

 布帛では中国の羊毛を使ったナチュラルカラーウールを打ち出す。染色をしておらず、毛足は短いが、繊度は細いのが特徴。フッ素フリーで、60%植物由来の撥水(はっすい)加工「エコエリート」「テンセル」モダールと再生ポリエステル、カチオン可染ポリエステルとの新素材で、ポリウレタンに環境配慮型「ロイカEF」を使ったボトムなども展示した。

 紡毛ではイタリア・プラート市の協力を得た再生ポリエステルと無染色アルパカの撚糸、洗える紡毛素材なども打ち出す。スミザックは「エアバッグリサイクルプロジェクト」を展開する。

 デジタル提案ではメイキップの「ササゲAI」(モデル着用画像、採寸、商品説明文自動生成)と、展示会業務を行うバイナルの「フォーシ―」とのコラボによるスマートOEMを紹介。イメージマジックとのコラボではB2B向けプリント発注システム「スマートマジック」を提案した。