繊維ニュース

帝人フロンティア/機能性寝具の開発加速/新素材と形状変化で

2019年11月29日 (金曜日)

 帝人フロンティアは20秋冬に向け、新素材と形状変化を切り口にした機能性寝具の開発に力を入れている。

 新素材はふっくらと軽く柔らかなポリエステルわたで、まるで雲に包まれるような触感を実現。これを中わたに用いた掛け布団は、わた割れ・偏りがしにくいのでキルトが少なくて済む。キルトからの放熱が減り、ドレープ性が生かされて体に沿い軽く薄くても温かさを保つ。吸湿発熱のアクリレート系繊維との組み合わせで速暖性も発揮。家庭洗濯もできる。

 敷布団は下層の縦型不織布「V―Lap」で体をしっかり支え、上層の新素材で“ふわもち感”のある寝心地を実現。沈み込みやすい腰部分は新素材を2層にして腰を優しく支える。

 形状変化で新たな価値を持たせた敷布団も考案。体のS字曲線に合わせた敷布団は、中材のV―Lapの下にダブルラッセルシートを入れて腰とお尻の隙間を埋め自然な寝姿勢を維持する。腰枕・足枕一体型敷布団は、V―Lapベースの腰部と足元にエアービーズを入れ、腰枕と足枕の機能を付加している。

 いずれもファーストサンプルの段階だが、20秋冬総合展で通販や量販店のバイヤーなどから注目され、手応えをつかむ。同展での声を生かしてさらにブラッシュアップし、来秋冬の発売を目指す。