遠孫織布/来年2月にMU初出展/強みのジャカード発信

2019年12月02日 (月曜日)

 自販も手掛ける織布製造の遠孫織布(兵庫県西脇市)が2020年2月にイタリア・ミラノで開かれるヨーロッパ最大規模の服地見本市「ミラノ・ウニカ(MU)21春夏」に初めて出展する。

 主力のレディース衣料用途のジャカード織物や、デザイン性だけでなく環境にも配慮した服地など30~50点をアピールする。今月中にも日本のMU出展企業を取りまとめる担当者との最終的な打ち合わせを行い、展示する服地やテーマ、価格を決める。

 MUでアピールする最有力候補に挙がっている商材の一つが立体的な柄を持つ服地。花をモチーフにして花弁の部分のみを浮き立たせたものや、さまざまな図形を浮き彫りのように立体的に見せるものがある。

 経糸と緯糸の混用率や番手の異なる糸を組み合わせることで柄に立体感を持たせる。洗い後の収縮率の違いや、糸のボリュームの差を利用して凹凸を持たせる。その他には、人目を引く奇抜な色使いのカットジャカードや個性がありながらも再現性の高いレディース向け織物も展示する予定。

 世界的に環境に配慮した素材へのニーズが高まっていることから、リサイクルコットン(落ち綿)やオーガニックコットン糸を使用した生地も出展する方向。

 遠藤由貴社長は「当社にとって初の海外展。今の社員の力でどこまでやれるのか挑戦したい。国内での展示会とは違った展開を生み出せれば」と意気込む。