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帝人フロンティア/紳士服の新ブランド販売/機能性生地を伊で縫製

2019年12月04日 (水曜日)

 帝人フロンティアは3日、ジャケットやコートなどの商品がそろうメンズウエアブランド「テイメン ギンザ」の販売を始めた。独自の付加価値生地をイタリアで縫製(既製品)し、最先端のフォルムに仕立てる。ファッション感度の高い30~50代の需要を取り込み、2020年度に1億円の売り上げを目指す。

 梳毛調ストレッチ生地「トリクシオン」や紡毛調の「ソロテックス フルフラン」をはじめとする機能性ポリエステル生地を活用し、高級ブランドを扱うイタリアの協力工場で縫い上げる。これにより伸縮性や軽量感、通気性などの着用快適性とイタリアンクラシックスタイルの融合を実現した。

 展開商品はジャケット、パンツ、ベスト、コートなどのドレスアイテム。日光信二社長は「ビジネスシーンで着用できる奇麗めアイテムとして訴求する。ネクタイを締めなくても着こなせる」と強調した。日本国内で縫製するパターンオーダースーツも用意しているが、イタリアの企画力を生かす。

 テイジンメンズショップ銀座本店(東京都中央区)で販売を始めた。20年2月にはブランド専用のウェブサイトを立ち上げるほか、セレクトショップでの展開も視野に入れている。来春には商品をシャツなどにも拡充する。売り上げを25年度には6億円に増やす。

 日光社長は「帝人フロンティアの技術を結集した新ブランド」と説明し、20年にはペットボトルリサイクルポリエステル繊維「エコペット」(既にパターンオーダーの裏地に一部使用)のほか、「海洋プラスチックごみ問題に対応する素材を使った商品もラインアップに加える」と話した。