繊維ニュース

レンチング/使用済み綿製品を原料に/テンセルリヨセルで量産

2019年12月09日 (月曜日)

 オーストリア・レンチンググループは4日、使用済みコットン製品の廃棄物を原料に使った「テンセル」リヨセルの量産に成功したと発表した。同社が開発した「リフィブラテクノロジー」を活用し、リサイクル原料の一部にポストコンシューマーコットン廃棄物(消費者が使用したコットン製品の廃棄物を原料にしたもの)を使用した。

 リフィブラテクノロジーは製造過程で出たプレコンシューマーコットン廃棄物(廃棄綿布など)と純正木材パルプを混合したアップサイクルによるテンセルリヨセルを第1弾として発表。衣料品製造段階から収集したアップサイクルコットン廃棄物から製造したパルプの組成を最大30%にすることができる。

 今回開発したのはリサイクル原料30%の内、ポストコンシューマーコットン廃棄物を最大10%混合することが可能となる。これらによるテンセルリヨセル繊維はバイオーダー生産だが、数千㌧の年産能力を持つ。

 同社は今後5年間でリフィブラテクノロジーを活用し、ポストコンシューマーコットン廃棄物のリサイクル原料を最大50%含む繊維を生産し、繊維廃棄物のリサイクルを古紙再利用と同等に普及させることを目指す。