齋栄織物/仏向け拡大に本腰/販売戦略精査して
2019年12月26日 (木曜日)
シルク織物製造卸の齋栄織物(福島県川俣町)は輸出事業で、フランス向けを強化する。そのためエージェントの精査やパリの服地見本市「プルミエール・ヴィジョン(PV)・ファブリック」出展を検討する。
同社はイタリアの服地見本市「ミラノ・ウニカ(MU)」の日本ブース、「ザ・ジャパン・オブザーバトリ(JOB)」に継続出展し、欧州の顧客開拓を進めてきた。その成果として、米国向けを合わせた輸出比率が40%と高くなっている。至近の米国向けは「今年前半が良すぎた反動。あるいは米中貿易摩擦の影響か、大口顧客からの発注が滞っている」状態だが、欧州向けは堅調な推移を見せる。
欧州向けはMUでの商談を軸に伸ばしてきたが、最近はフランスのブランドからの発注が多いという。現在の欧州のエージェントはイタリアのみだが、今後はこの傾向を踏まえてエージェントの精査を進めるとともに、PVファブリック出展も視野に入れる。フランス向け強化の背景には大口取引先の動向に左右されがちな米国向けの補完という意味合いもある。
他方、国内市場向けは、大手寝具製造卸向けにシルク100%の高密度パラシュートクロスが好調に売れ行きを伸ばすなど全体として堅調と言う。




