大長/海外販路開拓続ける/情報収集としても有用

2019年12月26日 (木曜日)

 染色加工の大長(滋賀県東近江市)は、イタリアの服地見本市「ミラノ・ウニカ」(MU)への継続出展などで海外販路開拓を続けている。大橋富美夫社長は「商品開発のレベルアップのためにも展示会出展は続けたい」と話す。

 MUにはこれまで3回出展した。初回でいきなり大口成約を獲得するなど上々のスタートを切ったが、その後は商談を進めるものの目に見える成果は出せていない。

 ただ、大手生地商社を介した間接輸出は順調に伸びており、設備稼働に寄与。とりわけ、生機の段階で生地をもみ込むことで自然なシワ感を付与する同社の独自加工「近江晒」が人気と言う。

 同社はMUに限らず国内でも個展を開催したり、「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」やジェトロが欧米バイヤーを招いて開催する展示商談会に参加するなど、賃加工一辺倒からの脱却に向けて提案作業に力を入れている。取引に至らないケースが多いが、大橋社長は「自販が目的なのではなく、アパレルの声を直接聞くことのほうが大事」と考えている。来年2月のMU4回目の出展も決めた。