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帝人フロンティア/シャワーカーテン10%増収/ホテル向け 機能や柄で差別化

2020年01月21日 (火曜日)

 帝人フロンティアのインテリア部は、ホテル向けシャワーカーテンの2020年3月期の売り上げが前期比10%増収で推移している。機能性の付与や柄で差別化を図り、さらなる拡販へつなげる。

 同部のシャワーカーテンは、中高級ビジネスホテル向けの生地販売が主力で、ビジネスホテル全体の20%程度のシェアを持つ。同部によると、浴槽と洗面部分を仕切るためのホテル向けシャワーカーテンは、ポリエステル使いの生地が7割、塩ビが3割を占めるが、洗濯できる点などからポリエステル製のシェアが増加傾向にある。ポリエステル使いの平織り・綾織りを主力とする同部の商材にとっても後押しになっている。

 シャワーカーテンは無地が多いが、「柄物のニーズが高まっている」(同部)とし、自社ブランド「セーフティリビング」で柄生地を備蓄販売する。さらに訪日外国人の増加を受け、桜柄や七宝柄も16年から販売。豪華客船「飛鳥Ⅱ」の客室のほぼ全室にも19年に採用された。

 機能性の付与も強みに挙がる。19年に抗カビ加工のSEKマークを取得し、同年末から本格販売する。ホテル向けシャワーカーテンは防炎性能と撥水(はっすい)性能が必須だが、「機能のプラスαは薬剤と相性が悪く、防炎性能が落ちやすい」と言う。同部では通常50%程度使う難燃糸の割合を100%まで高めて、抗カビ加工を可能にした。

 今年は、ジャカード織りでホテル名などを入れられる別注対応やインクジェットのシャワーカーテンにも力を入れる。

 2月18~21日に幕張メッセ(千葉市)で開かれる「国際ホテル・レストラン・ショー」にも出展(ブース№ホール2D27)してアピールする。