クラボウ/丸亀工場を操業停止/国内は安城工場に集約

2020年01月23日 (木曜日)

 クラボウは、22日に開いた取締役会で繊維事業の構造改革を決議した。丸亀工場(香川県丸亀市)の操業を3月31日をめどに停止し、国内の生産設備を安城工場(愛知県安城市)に集約する。

 丸亀工場は綿合繊糸を紡績し、紡績錘数は2万584錘。従業員数は83人。設備の一部は安城工場へ移設する。紡績、織布の安城工場は、併設するテキスタイルイノベーションセンターとの連携により、開発・生産技術を強化するマザー工場に位置付け、染色加工部門の徳島工場とともに高付加価値素材の開発とスマートファクトリー化を推進する。

 さらに海外生産拠点は、コスト重視の国内生産品の移管とともに、自立的な開発、販売体制の強化を図る。