繊維ニュース

レンチング/米国通商代表部をアラバマ工場に招き意見交換

2020年01月29日 (水曜日)

 全米繊維団体協議会(NCTO)会員であるレンチング・ファイバーズ・インクは、米国通商代表部(USTR)繊維貿易担当のビル・ジャクソン氏と米国商務省繊維・消費財・素材担当デピューティー・アシスタント・セクレタリーのロイド・ウッド氏をアラバマ工場に招待し、米国通商政策の鍵となる投資と貿易の優先項目、同社の米国投資について幅広く意見交換した。

 2人の米国政府幹部は、アラバマ州アクシスにあるレンチング工場を訪問し、エルウイン・キューベル米国法人社長と懇談した。話し合われたのは、さまざまな関税条項の中身、税関の体制強化など。ジャクソン氏は、北米自由貿易協定(NAFTA)の替わりになる「米国・メキシコ・カナダによる協定」(USMCA)に横たわる問題についてレンチングに解説した。

 討議の中心となったのは、米国繊維産業の競争力をいかに維持するのかという点。国内生産の喚起、輸出促進、「メード・インUSA」の重視などをどういう政策として打ち出すのかが話し合われた。

 キューベル社長は、「管理された森林から得た木材を使いセルロース繊維を作っている。2030年までに炭酸ガス排出を半減させる」と同社の姿勢を強調した。NCTOのキンバリー・グラス会長は、「レンチングは、米国繊維業界で顕著な投資をしており、他の繊維投資をけん引している。政府幹部が工場を訪問したことは喜ばしい」と話した。