繊維ニュース

ニッセンケン/日本初のZDHC認定試験機関に/有害物質規制の選択肢広げる

2020年01月30日 (木曜日)

 ニッセンケン品質評価センター(ニッセンケン)はこのほど、有害化学物質の環境排出ゼロを目指す有志企業連合「ZDHC」の、日本初の認定試験機関に登録された。これによりZDHCの情報提供だけでなく、ZDHC―MRSL(製造時規制物質リスト)対象物質の分析試験、合否判定、証明書発行業務が可能となる。4月をめどに申請受付を開始する。

 世界的な繊維の安全証明「エコテックス」の欧州以外で唯一の認証機関として、有害化学物質の分析検査・認証業務・情報提供を行ってきた実績と、エコテックス国際共同体がZDHCの加盟メンバーであることが評価され今回の認定に至った。ニッセンケンも2月1日に賛助会員となる予定。

 ZDHC―MRSLの対象物質は200を超える色材や加工剤など。350以上の有害物質が対象の繊維製品認証「エコテックススタンダード100」取得より取り組みやすい。安藤健専務理事は「ZDHC対応を加えることで選択肢を広げ、繊維業界の有害物質への取り組みを幅広くサポートしていく」と話した。

 適合性はレベル0(MRSL適合の自主宣言)から、レベル3(書面審査または分析試験での確認・管理システムの確認・製造工場での実地監査)まで。ニッセンケンはレベル1(書面審査または分析試験での確認)の認定試験機関として、化学品メーカーの化学品の安全性を判断する。適合性が評価された化学品は、ZDHC―MRSLの安全リストに登録、世界に周知される。

 化学薬剤の安全認証「エコパスポート」を取得していると、セルフアセスメントをすることで、レベル2(レベル1に管理システムの確認を加えたもの)に該当する。原糸・紡績会社や染色加工場、縫製工場、ブランドなどに対しては、参考チェック・試験の形で、ZDHC適合性評価やアドバイスなどをする。