「e―MU」に初参加/MU明日開幕/サステ素材100点強紹介

2020年02月03日 (月曜日)

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)、日本貿易振興機構が主催する「ザ・ジャパン・オブザーバトリー」(JOB)アット・ミラノ・ウニカ(MU)21春夏が4~6日、イタリア・ミラノのロー・フィエラミラノで開催される。日本から470平方メートルのスペースに30社・団体が出展。JFWの川島朗テキスタイル事業事務局長は「デジタル化と持続可能性がより強化されたものになる」と語る。

 今回、MUのトレンドコーナーには日本企業が259点を出品する。このうちサステイナブル(持続可能な)素材は104点あり、技術と革新に裏付けられた生地や加工だけでなく、地球環境に配慮したテキスタイルを紹介する。日本のトレンド&インデックスコーナーも、再生可能な素材のダンボールを使用。新しい時代に向かっていく気持ちを、大きな額フレームを繰り返した空間を構築して表現した。

 初出展の坂本デニム(広島県福山市)は常温水で染色できるエコ染色技術を紹介。洗浄も強アルカリ性電解水で製造時の薬剤使用を低減する。遠孫織布(兵庫県西脇市)はリサイクルコットンなどを出品するなど、環境を配慮した原料や製造方法を訴求する。

 昨年から始まったB2Bサイト「e―ミラノウニカ」は今回の会期が終了した時点でスタート。20点まで無料で掲載でき、日本企業は初めて参加する。