会期変更の経緯を説明/PVのラズボルドGM

2020年02月17日 (月曜日)

 【パリ=泉克典】PVパリ最終日の13日、PVのジル・ラズボルドゼネラルマネジャー(GM)が、2021年からの会期変更や11月のPVチャイナ立ち上げの説明のため、日本の出展者とのミーティングに臨んだ。常連出展者から約10社、20人弱が参加した。

 ラズボルドGMは、今回の会期変更がコレクション頻度や店頭デリバリー回数の増加などファッション・ビジネス全体の潮流を踏まえ、しかも来場客・出展客の多数の希望を受けたものであることを強調した。

 日本側から「ミラノ・ウニカ(MS)やムニック・ファブリック・スタート(MS)など他展との会期重複は避けられないのか」という質問も出たが、「欧州他展と透明性を持たせて話し合いながら会期を決めていきたい。7月の秋冬展は22年以降、MUの会期変更で重複は避けられた。21年も調整を要望しているが、まだ回答はない」とした。次回から2月第1週開催となる春夏展はMUの対応が未発表だが「MSとの間では1月最終週開催で調整がついた。MUにも良い回答を期待している。調査結果を踏まえて見本市会場に1月末開催を要望したが、他展に押さえられ、やむなく2月第1週開催となった。会期選定では来場者・出展者の要望を最優先している」と応答した。

 11月に初開催するPVチャイナについては、「隣接分野の既存展を買収し補完する形で参画する”サイド・バイ・サイド・ショー”形式。昨年立ち上げ米国ポートランドで年2回開催するPVスポーツでも成功した形式でノウハウもある」とした。