豊島「フードテキスタイル」/提案の幅を広げる/4月に生地だけでなく糸も供給

2020年02月20日 (木曜日)

 19日に一宮市総合体育館で始まった「第17回ジャパン・ヤーン・フェア」。さまざまな出展企業がサステイナビリティー(持続可能性)を打ち出す中、豊島は4月から廃棄食材を染料に活用するプロジェクト「フードテキスタイル」で、生地だけでなく糸の供給も始める。

 トレーサビリティー(追跡可能性)を徹底したトルコ産オーガニックコットンを使用し国内でわた染めを行う。30番、40番手をラインアップしており、ナチュラルなカラーを6色展開する。織物や編み地向けなどの用途として訴求する。

 同プロジェクトは廃棄食材でも徹底した管理を実施。同社が一元管理することで、どのような流通工程を経たかが分かるような仕組みを構築している。